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様子がおかしい友達がいる。
初めて話した時から絶対に友達になろうと思って7年、それなりにずっと仲良くしている。
こういう勘は当たったり外れたりで特に意味を為さない。味付けにされるだけ。
言語感覚が独特で今まで周りにいなかったタイプやからいつでも新鮮な驚きをくれて楽しい。
初対面の時に「いまから面白い話するね」って言ってきたあの日からストロングスタイルはまだ崩れてない。
面白い話を今からすると宣言する人間なんかこの世におるんやって思ったし、どうでもいい友達の彼氏の話をちんたらやったと思いきや途中で「やっぱこの話面白くないからやめるね〜」なのよ。
そんなことある!?!?!?!?!?!?!?
深夜にLINEを送ってきては「彼女がおる先輩に家来たいって言われてて、断りたいんやけどどうしたらいいと思う?」っていうとんちみたいなこと言い出したり(断ればいいって返事した)、「デートの時に持ち物紙袋でやってくる男の子どう思う?」っていう何その状況みたいなこと言い出したり、いつだって何もかも予測不能やった。
沖縄に行けばベロッベロに酔っ払って刺青の人に絡み、激怒され、迷惑かけちゃったあ〜って号泣した翌日には何もかも忘れて同じことしたり、その次の年はホテルのベランダで飲んでたらいきなりめちゃめちゃ泣き出して何があったんやと思ったら「嫌われるかもと思って黙ってたんやけど働いてるのキャバクラじゃなくてセクキャバやねん…」とか心底どうでもいい差分のカミングアウトをされたり、21にして煙草吸い出したからそんなことある?と思って聞いたら「かわいい子がタバコ吸ってて、タバコ吸ったら可愛くなれるんかなって思った」とかマジで理解できへんロジックを展開してきたり、なんかもう流星群でも見てんのかな?みたいな変な女。
でも私より大学の出席率めちゃくちゃいいしノート見してくれるしプリントとっといてくれる、変な女。
風の谷のナウシカわざわざ映画館で見て寝る女。
山ほどそんな話があるんやけど中学生の頃針で傷つけてボールペンのインクでタトゥーみたいなの入れるの流行った時に可愛い子が名前のイニシャルの「M」を親指と人差し指の間に入れてて、それをイケてると思ってまさかの自分の姓の「Y」を入れたエピソードが私の一番のお気に入りです!なんで名字やねん!!!!!!!
そんな彼女が今日ご飯を食べに来た。まあまあ満腹の状態でピザを頼みながら「最近アホやからめちゃめちゃ食べちゃうんよね〜」って言ってた。
「そんでアホやから太りたくなくて全部吐いちゃうんよね〜」って言ってた。
「吐くとめちゃめちゃ喉渇くんやね、知ってた?」って言ってた。
「でもいっぱい水飲むと体重増えちゃうからさ」
「めっちゃ氷食べてる〜〜〜〜〜〜」って、言ってた。
えっっっっっっっ
えらい立派な摂食障害にならはりましたね。
でも多分何もかもに気づいてなくて、「お金を使うのがストレスすぎてそんな吐いてしまう食べ物にめちゃめちゃお金を使ってるのが辛くて辛くてしょうがないから辞めたい」とか言い出して、「吐くのもしんどいもんね」って寄り添ったら「吐くのは吐くだけやから大丈夫やねんけどとにかくそんなことにお金を使いたくない」って強固な姿勢を見せ出して、いやそんなことある????????????????
えっっっ明らかにおかしいのに状態異常を回復したいわけじゃないって何????????????気づいてないってある??????????
「……食べるの我慢すれば?」って言ったら数秒見つめられた後に「食べるの辞められへんから吐いてんねんけど?」って言われてあれ私が非常識かな?みたいに一瞬なったわ。
えなんでそんな強く出れた????????????
多分私は完全に疾患やと捉えてて、向こうは完全にただのやっちまった話みたいに捉えてるからまあこうなるんやなと思って「食べたくなったら紙巻タバコ吸えば…?」って弱パンチみたいな改善案出したら「えっっっ天才!?口の中不味いもんね!」みたいになってて、もう何もかもが通用せんくて怖かった。こわい。常識外。
あとなんか知らん間にガッツリ婚活はじめてた。
婚活で知り合った人と顔見せで行ったカフェのトイレ行く道で全然知らん外国人にナンパされてその外国人とご飯行って割り勘にされてキレてた。
誠意って無いところには無いんやなって思った。
50歳でも25歳でもデートした人のことを絶対に「男の子」って呼ぶところとか、すごい強い眼差しで「財布出すポーズすらしたくない」って訴えてくる所とか、私のことを純粋に煽り抜きでマジで普通に「まんが博士やね!」って言ってくるところとか、わざわざ私が見た映画を見てくれたけどなんの感想も思い浮かばんから感想ブログから丸パクリして述べてはそれをゲロったりとか、山のように愛しいところがある彼女になんか宝くじとか当たったらいいなって思う、朝6時です。
アヒルと鴨のコインロッカー
映画を見れない事をもう短所とも思わなくなった私が久々に見た映画それはアヒルと鴨のコインロッカー
昨年のJOKER以来となっております
書籍は2003年、映画は2007年とのこと ヒェー
いや凄い良かった、凄い良かったんだけどトリックものゆえに何一つとしてここに痺れたみたいなのが言えないんだよな。
正確にはトリック自体にはそんなに感想がなくて相も変わらず人物に対してだけなんだけどそれを言おうとすると根幹に触らなきゃいけなくなる。
私は小説読み終わって即映画を観たから映画からはじめてこの作品に触れる人の気持ちが一切わからないんだけど、そりゃもう端折りに端折られまくりが起きてて でも私は全部見たから全部わかるのよ。それって公平じゃない感想になるな〜と思った。これは思っただけの特に考えてないことです。
端折られてるつっても鮮やかに端折られてたから不満はない。凄かった。且つ最大限分かりやすかったと思う。
なんで私は文字の方が好きで映像を苦手とするのかなって考えてたんだけど、圧倒的に文字の方が親切で、情報量が多いんだ。
そりゃそうなのよ。5分スピーチしろって言われたら舐めてかかるけど文字数で1500字くらい必要なの。たった5分に1500字の情報を詰められるの。スピーチは5分で喋れるけど映像作品はそうじゃない、そのかわり視覚に頼った表現が出来るんだけど、アイテムの使える縛りプレイをさせられとるんやな〜とかを思う。凄い
そして小説はバカのためにある側面があると思った。めちゃめちゃ説明してくれる。
映画と小説で二つ大幅に変わったところがあって、それのうちの一つは映画の方がめっちゃくちゃ良かった。もういっこは小説の方が良かった。結局甲乙つけれん!!
あーもうすげー言いたいんだけどすげー野暮だ!!クソー!!くやしー!!!バカ良かったで〜す。
文字で説明されることと、文字だけじゃ説明できないこと、どちらもストンと受け止めれたからいい体験でした。
読んだときと観た時じゃ好きな登場人物が全く違うのもおもしろかった。はー良かったなー良かった〜。
もうどこが良くてどこが響いて何を思って泣いたのか全て書きたいのに全て許されない これ映画だけ見た人とか小説だけ読んだ人の感想もききたいなー。時間が経つということはそのまま新鮮さがなくなることなので難しい。
うおおってなったからうおおって書いたけどこの記事は本当に意味がない。うおおお
そういや万引き家族は映像しか見てないから小説を読んでみようと思いました。無職がナマを言いました!7月も無職でよろしくお願いします!